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理事長所信

President belief

2023年度スローガン

​~笑顔溢れる志摩の創造~

温故知新

理事長所信

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はじめに

 1989年志摩を愛する先輩諸兄が熱き情熱をもって志摩の推進力になることを誓い歩み始めました。以後、「明るい豊かな社会の実現」に向け多くの時代の変化に対応し、その時々で、先輩諸兄は知恵を絞り挑戦と成長を繰り返してきました。どの時代も歴史を動かしてきたのは青年の熱いおもいでした。私は先輩諸兄の熱きおもいが消えかけた2010年に青年会議所の門をたたきました。会員が減少し、解散の危機を迎え、一度は消えかけた運動も当時の正会員一人ひとりが奮闘することで今日まで歩みを進めて参りました。そして時は流れ、2019年には創立30周年を迎え、新たな決意文を掲げ、また2020年には法人格を取得し、厳格な組織運営を行って参りました。今一度これまでの歩みを見つめ直し、先輩諸兄から紡がれてきたおもいを確固たるものにするため既知を探求しこれからの未知に向けさらなる進化を遂げる運動を展開していかなければなりません。しかしながら2020年以降、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい、新しい生活様式が推奨され、我々の住まう志摩の地においても甚大な影響を及ぼしました。我々の青年会議所活動ですら大きく変わり、人とひととが実際に会う機会ですら減ってしまいました。実際に人とひととが得ていた触れ合いや、何気なく会話していた中にある気づきというものが無くなってしまっているように感じます。このような時代だからこそ、我々は志摩青年会議所の創始のおもいを今一度見つめ直し「志摩は一つ」の熱き情熱を胸に志摩の未来を創造していくことが本年度、理事長を拝命した私の使命であります。本年度もひとづくりとまちづくりを基軸にし、先輩諸兄のおもいを絶やさぬよう日々の努力と挑戦を繰り返し、他者のために行動できる人財に成長していくことで、先輩諸兄から紡いでこられた熱きおもいを継承し、持続可能な志摩の未来を切り拓いていけると確信します。

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第35代 理事長 吉村 裕輝

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会員開発
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青少年育成

 先輩諸兄から紡がれてきた運動を良くも悪くもするのは我々会員一人ひとりの行動によります。先輩諸兄は地域に対し夢を語り、それを実現に向けて行動を起こしてきました。しかし、現在の会員は年数を重ねるにつれて自己的な尺度で「できる、できない」で判断してしまい何事にも挑戦していく気概が薄れているように感じます。地域に対してそんな人間が地域のリーダーとよべるでしょうか。だからこそ我々は、今一度、志摩青年会議所の理念を見つめ直し、先輩諸兄がどのような行動をとってきたのかを学び地域のひと達へ自分達が考える理想を示し、それの実現に向けて仲間と共に夢を語り、共に行動し、一人でも多くのひとの笑顔を創り上げていかなければなりません。そうすることでこれからも地域に必要とされる人財へと成長し地域のリーダーとして覚悟をもって取り組んで参りましょう。

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社会開発

我々の住まう志摩は古来より御食国の一つであり漁業や観光業に栄えた地域ではありますが、少子高齢化や農林漁業者の高齢化と後継者不足など多くの問題を抱えています。しかし、多くの問題を抱えながらも住民一人ひとりが自分たちの住まうまちの問題を、ひと任せではなく自分が生きていくうえでの問題だと気づいていかなければなりません。また、まちはまちをつくるひとのおもいや夢が積み重なってつくられています。だからこそ先人たちのおもいを今一度見つめ直すことで自ずと解決への糸口が見えてくるはずです。そして、我々の活動地域は伊勢志摩国立公園の中にあり、伊勢、鳥羽、志摩、南伊勢、を一つの枠組みと捉え近隣地域との関わりをもつことで広域的な視野を育み活動に取り組んでいくことが大切です。この地域に住まう一人ひとりがまちの問題を自分事のように捉え主体性をもつことで地域一丸となり、自身の住まうまちに対して行動できるまちづくり運動員が一人でも多く増えることこそが持続可能な志摩へと繋がると確信しております。

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​広報渉外

​ 志摩青年会議所の運動を地域の人々がどれほど知っているだろうか。志摩青年会議所の存在自体は知っていてもどのような運動をしているのか、まちのひと達と会話をすると知らないひとの方が多く感じます。我々が30周年に決意した志摩の持続可能な未来を目指すためには、地域の方々に志摩青年会議所の運動が身近な存在であることを知って頂くことが重要です。また、志摩青年会議所の目的を発信していくことで地域の方々の意識変革へと繋げます。そして、新たな気づきの情報発信を行い、地域の方々から共感をえて、地域一丸となることが大切です。そして、会員一人ひとりがJAYCEEとしての自覚をもち、自らの行動が地域の方々に常に見られているという意識をもつことで、志摩青年会議所の品格を示すことに繋がり、持続可能な志摩の未来を切り拓いていけると確信しております。

 我々が子供の頃は、友人と日が暮れるまで家の外で無邪気に遊んでいたのをおもいうかべます。そこには子供ながらに自然と身につけた道徳心がありました。また、我々が子供の頃は地域の大人たちが沢山のことを教えてくれました。相手をおもう気持ちや上下関係、そういった道徳心は間違いなく子供の頃に学んできたのです。しかし、今の子供達は物質的な豊さによりゲームやタブレット等を使う室内での遊びになってしまい人とひととの関わり合いが薄れつつあります。ひととの関わり合いが減ることで身の回りにいるひと達のおもいに気づきを得る機会まで減ってしまいます。だからこそ子供達には屋外で遊び、自然豊かな志摩の地をもっと肌で体感し、身の回りにいるひと達からの愛情に気づいて頂くことで感謝のこころを育み、無邪気な笑顔でいて頂きたいのです。この自然豊かな志摩の地を改めて体感することで自身のまちに対して誇りが生まれ、その過程で道徳心また、他者をおもう利他の心を学んで頂くことで、これから志摩を担う青少年へと成長し、生まれ育った地域への感謝と誇りをもって頂くことで郷土愛溢れる青年へと成長し、地域の未来を担う人財になると確信しております。

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会員拡大

青年会議所活動は20歳から40歳までの限られた時間での活動です。この時期に様々なひとと出会い、自身の人生において沢山の学びを吸収しなければなりません。青年会議所の使命は「より良い変化をもたらすための発展と成長の機会を提供すること」です。我々は何のためにJC活動をしているのでしょうか。仕事に繋げたい、自身の成長、仲間が欲しい、正会員の方々の入会のきっかけは様々です。しかし、ひとはひとでしか磨けません。だからこそ我々は沢山のひとと出会いや様々な価値観を学び、共に成長していく仲間を増やしていくことが志摩青年会議所の進化に繋がります。そのためには、会員一人ひとりが志摩青年会議所の魅力を自身の言葉で真剣に語り、自身を律する覚悟をもって志摩青年会議所の目的達成のための会員拡大に取り組んでいかなければなりません。そうすることで集める組織から集まる組織として進化していくと確信しております。

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​むすびに

 先輩諸兄が熱きおもいで紡ぎ、築き上げてきた志摩の地で青年会議所活動を行うことに感謝致します。私が自ら青年会議所の門を叩いたのは、自身の成長や仕事の繋がりができればいいなど、すべてにおいて自分が良くなればいいという考えでした。この所信を書くにあたり自身の人生を振り返りました。10代の頃は自分の好き勝手に生き、周りのことなど考えもせず、他人に迷惑ばかりかけていました。20代後半に青年会議所に入会し、活動していた時もただ何となく過ごしていただけでした。しかし、沢山の先輩達と出会い、共に活動していく中で、真剣に志摩の未来について語り合う姿を見ていくうちに自分自身がすごく情けなく感じ、青年会議所活動に対して真剣に向き合うことを覚えました。それから沢山の成長の機会を頂くことがありました。よく「JCしか無かった時代からJCもある時代になった」と聞きます。しかし私はこんな時代だからこそJCしかないとおもいます。こんなにもひとの意識をかえることができるのはこの団体しかありません。今まさに時代が大きく変化しようとしています。「世のため、ひとのために」という言葉が陳腐に聞こえる時代だからこそ我々青年会議所会員が物事の本質を見極め、靴底をすり減らしこの地域のリーダーとして力強く新しい一歩を歩んで参りましょう。

基本理念

自身を律し、

仲間と地域の方々と共に創り出す

持続可能な志摩

重点事業

<会員開発>

理念のもと自身を律して行動できる会員開発

挑戦する気概と覚悟を持った会員開発 

<青少年育成> 

感謝のこころを育む青少年育成

自身のまちに対して誇りを持つ青少年育成

<社会開発>

地域の魅力を探求し郷土愛を高める事業

広域的な視点で行う主体性を育むまちづくり事業

<会員拡大> 

価値観を共有し共に成長する会員拡大

<広報渉外>

志摩青年会議所の存在価値を高め、市民の意識変革に繋げる広報活動

志摩青年会議所の品格を保つための渉外活動

<事務局>

志摩青年会議所の目的を達成するための諸会議の設営

例会や事業に臨む姿勢をつくり意識統一するための各設営

事業監査の実施及び各種資料の管理

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